あの名作をデジタルリマスター版で!映画『戦場のピアニスト』予告編
おはようございます、セフィです。
先日、映画「世界の片隅で」を観ましたが、家でも久しぶりに☝の「戦場のピアニスト」を観ました。初めては劇場で、2回目はDVDで観ました。上映が2002年・・・もう10年以上前のですが古さを感じさせません。実話を元にしています
注意!以下、けっこーなネタバレを含んだ感想です。なっが~いよ
初めて観たのは劇場で。2002年。当時習っていたピアノ先生から薦められました。
そして先週末はDVDで観ました
主人公のシュピルマンさんはピアニストなのですが、ユダヤ人ということでナチから追われます。いい人たちの縁に恵まれて収容所行の列車からは逃れるのだけれども、そこからが彼にとっての本当の戦争です。ドイツ兵に見つからないように、こっそり生き延びなければいけない。みんな仲間は収容所か、戦禍で亡くなってしまう。独りです。いつ終わるのか、いつ平和になるのかと分からないまま主人公は爆撃のする街中を逃げ回ります・・・・”いまは何月何日で、時間は何時で、いやそんなことはどうでもよくて、食べ物と少しでも温かいところはないものか‥‥”。
ゲットーでの混沌とした日常、ポーランドでの爆撃音(背中から響くんです。いま自分がどこにいるのか分からなくなるくらい!)。生きるのに必死。劇場で観た時、私は主人公に完全に自己投影し見入ってしまいました。そして、今回も・・・。
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クライマックスのシーンで、シュピルマンさんはとても幸運な出会いをします。優しい大尉との出会いです。そして命拾いをする。いままでのナチス兵は「お前!」と乱暴だったけど、この大尉だけは違って、きちんと敬意を払ってシュピルマンさんに接するんです。
でも、戦争が終わった後。大尉は最終的にソ連の強制労働収容所にとらえられ、その後亡くなってしまうそうです(ナチスドイツがかつてそうしたように)。誰にも助けられない。これは個人的にはものすっごく胸糞が悪かったです。
シュピルマンさん的には戦争が終わり、またピアニストとして再開します。物語的にはめでたしめでたし。しかし助けられなかった大尉。ああ、なぜ…。
戦争の終結。勝ったものが正義で、負けた方が悪ということなんでしょう。でも命の重さは変わらないよね。ソ連の収容所で大尉はなくなったそうです。因果応報ということを、この映画ではいいたいのだろうか
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戦後のドイツも、また新たな難しい時代に入ります。
そのころを描いた映画もたくさんあると思うのですが、私は学生時代に観たこの映画がよかったです。↓
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さて、ドイツ人のひとはこのかつての戦争をどうとらえているのでしょうね。
かつてドイツに遊びに行ったときに仲良くしてくれた人から聞いたのは「戦争?うーん、でもやっぱり昔のことだから」でした。
それは、私らみたいな戦争を知らない世代と似た感覚みたい。
私も、自分の祖父が兵隊に行ったんだということを母から聞かされました。でも正直に言うと、「やっぱり昔のことだから」です。祖父の家にいくと、若かりし頃の軍服を着た祖父が飾ってあります。もうすこしよく聞いておけばよかったかもしれない
戦時中の貴重な体験を、孫がおばあちゃんにインタビューした掲示板がありました。とても貴重なお話なのでシェアしたいと思います↓
最近、映画「世界の片隅で」やその他の映画をみる機会がありましたが、こういったお話もとても貴重だと思いました→「ヒトラー政権下でナチス・ドイツの市民として過ごしたけど、何か聞きたいことはある?」95歳の女性が質問に答える : らばQ https://t.co/oIM2uHBzaB
— 4LサイズのOLせひ (@Frau_XLLLL) December 8, 2016
長くなりましたが、いじょ