花と風と猫と・・・時々うっぷん

気の赴くままに・・・gdgd日記。

二回目「コンビニ人間」を読んで 【他人は煩い。】

第155回芥川賞受賞「コンビニ人間」 久しぶりに詠んだので、その感想文です

コンビニ人間

コンビニ人間

 http://sefish.hatenadiary.jp/entry/2017/02/26/200214

↑去年の今頃も、「コンビニ人間」を読んでいたね。
一年前に読んだときは、「主人公」が自分の天性の職業に出会えてとても羨ましいだとか書いた記憶があります。今回の二回目の読後も、その気持ちは変わりませんでしたが、今回は主人公よりも「周囲の人間の煩さ」が気になりました。

いやぁ、主人公の周りの人間たちは、本当に煩い。

36才未婚女性、コンビニのアルバイト店員18年目の主人公に、周囲の他人は「就職か結婚をしたほうがいいよ」とか、「恋愛したことあるの?」とか、本当に煩い。

会社勤めをしてて結婚してて子育てをしている多数派のひとたち。彼らは、自分の事を極めて常識的でスタンダードな人間だと思っています。その彼らの枠に当てはまらない他人…主人公…にたいし、土足に入り込み、裁くことでその人を直す、清いことだと思っている。勝手に入り込んできて、主人公の内面をぐちゃぐちゃに荒らす他人たち、全員に静かにしてほしいなと思いました。

現実世界でも、ほとんどの他人は人の噂話が大好きです。(悲しいかな、私ももちろん含む)。みんな自分の事を「普通」だと思っているし、異質な人に遭遇すると、自分のルールを押し付けてきます。私にも他人にも感情活動がある以上、正義感の押し付けは仕方ないことだと思います。ただ、度を過ぎると本当に煩い。本で読んでこれだけ煩いと感じたのだから、現実世界の正義感の押し付けはもっと酷いものでしょう(お前はもっとああしろ、こうしろ!って、みんな他人に言われるでしょ?)
他人は、煩い。

コンビニ人間」のなかで、唯一、静かな人間は、主人公だけかもしれません。自分が普通とは違う、異質なものだとわかりながら、それを人には押し付けず、安静に、誰にも迷惑をかけずに暮らす。
時に迷いながらも、最終的には自分だけの「普通」を見出だし、穏やかに迎えるラストは最高に安堵します。私はこの主人公のことが、本当に羨ましい。


……ということで、相変わらず支離滅裂な文章でスイマセン。二回目読破後の感想文は、以上です