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マギの最近巻17巻を読みました。
私の文章はあまりうまくないので、きちんと書けるか心配だけど頑張ろう。
●今回のマギは、相変わらずアラジンの魔法学校編だったのだけれども、
学院長の「魔法使いと 非魔法使いは根本的に使う。」の道徳授業から始まりました。
「魔法使いは理知的だが、非魔法使いは野蛮で欲のままに生き、我々(魔法使い)のことを搾取する。
そんなことではいけない、非魔法使いは管理されなくてはいけない。
そしてわれわれ魔法使いが、魔法使いのための国を建てなければいけない!!」という学長の迫力は凄まじいものでした。
この学長は・・・・若いころに、非魔法使いの住む国で 世のため、人のために、魔法を使って傷を癒したり生活を支えていました。やがて国で戦争が始まり、魔法使いも「盾」として駆り出され・・・
学長の娘はかわいそうなことに、亡くなってしまったのです。
たくさんの(魔法使いの)犠牲があっても、それを横目に、平然と「魔法使いはなんと便利な種族よ」なんて言ってる国の重鎮たち。そりゃ、殺意もわくよね、だって松法使いは、ぼろ雑巾以下の扱いだもの。
学長が自分らにとってより良い理想郷を作ろうっていう意思は出てきて自然だと思いました。
なので、私は学長の意思の固さと、魔法使いの学生を自分の子供のように愛する気持ちは、大きくて素晴らしいと思いました。(その代り、非魔法使いへの差別はとても残酷で冷たいのだけれども。)
でも、周りの強国が 力をつけているマグノシュタットに対して、
戦争をちらつかせてくる。
東の煌(中国みたいな色彩の国?)、かたや西のレーム帝国(ローマ帝国みたいな感じ?)、
マグノシュタットはその間にあるので、挟み撃ちにされちゃいますね。
そんな中で、西のレーム帝国のスパイ(?)で潜入していた "ティトス”が暴走します。
「自分は実は ただの人形で、任務を終えたら死んでしまう」
彼は、レーム帝国の魔法使い(シェヘラ様のことw)に作られた、ただの蝋人形なんだって。
途中、ティトスの意識を操作して、ティトスの親玉ともいえる
シェヘラ様が出てきます・・・・「レーム帝国の属国になるか、煌帝国と戦火を交えるか、選びなさい」
でも、校長は戦争うんぬんよりも、目の前のティトスを取る。ティトスをレーム帝国へ返さない!こんな悲しみに押しつぶされそうな子を救うと決めた!・・・・・学長の愛情の深さと強さに打たれます。
何度もこのページを見て、目が涙で滲みました↓
煌王国やレーム帝国にとっては「敵」であり、非魔法使いにとっては冷酷な一面のある学長ですが、
同族(魔法使い)のことを真剣に思いやり、救うその姿は「父親」って感じです。
自分自身の信念をもって、守るべきものを守っているので、完全な「悪の人」とは言い切れません。
マギには、それぞれの巻・話の中で「悪役」が出てきますが、時にそいつらは「完全な悪の人」ではなくて、一部ではものすごく慕われていたり、虐げられている人々を救う人物であったりします。
私がマギを読んで好きだと思う点はそういうところです・・・敵が絶対的な悪はいなくて(謎の黒幕の存在はありますが)、見方を変えれば 自分の正義を貫いて生きていてるところを描いているところです。
魔法を使ったり、剣を用いての戦闘シーンも勿論好きですが、
マギの「感情表現」の描き方や 個人個人のキャラの個性(悪である部分と善である部分)の書き分けが、ものすごく上手ですし、惹きこまれていきます。お勧めの漫画の一つです
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本来であれば、1巻からの感想を書くべきなのでしょうが・・・・手元にないので、
17巻の感想をざっくり書きました('ω';)
18巻は レーム帝国との戦争で盛り上がりそうです。ティトスの立場はどうなるんでしょうか?
たのしみです