はじめての鍾乳洞:群馬県上野村 不二洞
2017年の夏、初めての鍾乳洞へ行ったときのことをつらつら書いていきます。(いつものテキトーな感じの日記だよ。)
不二洞は関東県内最大の鍾乳石といわれており、その長さは2.2キロメートル。
前々から「洞窟探検(CAVING、ケービング?)」に憧れていた私は、いざ!はじめての鍾乳洞へ。
しかし、わたしと彼が着い日はあろうことか、あいにくの雨…。鍾乳石近くにかけられたつり橋「スカイブリッジ」から見える景色は霧がかかり、前がほとんど見えない状態…↓
(もちろん怖いのでつり橋は渡りません…)
売店でチケットを購入し、いくらか坂道を登って、ようやく不二洞の入り口が見えてきます。↓なんか、ちょっと重厚な感じやね……。
扉を開けると、しばらくトンネルが続きます。ここは坂道になっていて、ひたすら前進するしかありません。いま、自分はどの辺りにいるのか解らない!
戻るのか?否、進むしかあるまい。
ひたすら前進……まるで、覚めない夢の中にずっといるかのよう……きつい、坂道……いつまで続くのか……はぁ、はぁ(バテ気味)。
しばらくすると螺旋階段が……!天井から光が差し込みます。え、ひょっとして、もうゴール?(期待)
ゴールだー!……なわけ、ありませんでした。ここからが本番です。幻想的な光でライトアップされた鍾乳石たちが、わたしたちをお迎えします。
ああ、坂道のあとは螺旋階段で、また階段かよ……!ぐるぐる。
怪しくライトアップされた鍾乳石。
↓さ、さんかいの橋……?我々は、どこに導かれるのだ……?
↓え、えんまさま……?!
↓音楽堂……?もう、なにがなんだか。
↓お地蔵様に見え……ます。
いろんな岩場に名前がつけられています。なるほどー!と思えるものから、そうでないものまで色々あり、名前をつけた人のセンスに考えを巡らせるのも楽しいです。
不二洞のなかは順路もきちんとあるのですが、天然の岩肌も多く、途中でこけそうになったり、途中身をよじらせて進まなければいけない箇所も多数あります。また幻想的なライトアップが時には弱点で、暗い色味のおかげで、順路がよく見えないというところもありました(濃ゆい赤や緑などの光)。
家族連れできた小さなお子さんたちはぴょんぴょん進んでましたが、三十路過ぎの4Lサイズなわしにはキツい……!
時おり、天井から地上の光が漏れる箇所を発見↓。水がしたたり、長い年月をかけて鍾乳石がとけたものだそう。地上の光からしたら、天井を見上げる我々は、井の中の蛙ってかんじでしょうか。
この井の中の蛙空間をあとにし、すこし先に進むとゴールです。いぇーい、クリアー!
このあと、行きとは別の道を下っていくわけですが、なかには谷間を鉄の板だけ張り付けた道もあり、雨のなかで滑りそうになりました(落ちたら谷間から崩れ落ちてしんじまう。)
鍾乳石のなかは屋内なのでお天気の心配はありませんが、だいたいは山のなかにあるので、外の足場の心配も含め、晴れた日に行った方がによいと思います。
また鍾乳洞へいくときは、当たり前ですが、靴は絶対履きなれたスニーカー・運動靴のほうがいいです!!!!!
洞窟のなかは暗くて、いつどこで怪我をするか分かりません。怪我をしても、暗い道の中で手当てはしにくく怪我したところがますます悪くなる可能性もあります。係りの人とも安易に連絡を取ることもできません。
私は履きなれた「ウォーキングサンダル」で行ったのですが、案の定失敗しました。怪我こそしなかったものの、洞窟の天井から滴る水滴で足元が濡れ、からだが冷えてしまいましたから……
帰りは、近くの温泉でまったり。そう、上野村は群馬県有数の温泉地でもあるのです(浜平温泉というそう)
夏場はあじの塩焼きなんかもふるまわれるそうですが、さすがに雨のなかではなかなか見つけることが出来ませんでした(道の駅で奇跡的に一匹残ってました)
うまかったー
ご馳走さまでした!
いじょ、不二洞でした